流行性角結膜炎(はやり目)は病児保育も預けることができません。
「人にうつる。そして感染力が強い。」ということがよく分かりますね。
ウイルス性結膜炎なのですが、ほとんどが「アデノウイルス」というウイルスによるものです。
それでは、症状や眼科受診について見てみましょう。
症状
目が赤くなり「まぶた」が腫れてしまいます。
目やにが多くなって、目やにで目が開かなくなることも!
約1~2週間の潜伏期の後、急性濾胞性結膜炎の臨床症状を示して発病する。結膜の浮腫や充血、眼瞼浮腫が強く、流涙や眼脂を伴う。結膜出血点の存在は特異性が高い。耳前リンパ節の腫脹と圧痛をきたす場合が多い。角膜にはび慢性表層角膜炎や多発性角膜上皮下浸潤がみられ、異物感、眼痛を訴えることがある。偽膜を伴うことも多い。通常、発病後2~3週間程度で治癒する。感染性が大変強く、家庭内感染や院内感染を起こすことが多い。
出典:厚生労働省 流行性角結膜炎 臨床的特徴
眼科で診断
眼科で正しい診断をしてもらいましょう。
検査キットがあり正確な検査をしてもらえます。
下まぶたを下げて検体を採取し約5分で結果が出ます。
検体採取は綿棒でちょんちょんと触る程度で痛くは無いので子供が泣いたり嫌がることは無かったです。
人にうつる
これは人にうつります。
しかもこれは保育園にも登園できないのですが、練馬区では病児保育も預けられません。
うちの長男は何度もなったので預けられずに困りました。
大人でも流行性角結膜炎になってしまうと仕事も休まなければならないのですが、私は聞いたことはありませんでした。
しかも発症から約2週間だそうです。
子供からうつされないように気をつけなければなりませんね。
特効薬は無い
すぐに眼科へ行きましたが、2週間後に検査し陰性になれば登園できると言われました。
長すぎていろいろ困ってしまいます。
驚いたことに、この原因の「アデノウイルス」を撃退する薬は無いんですね。
他の細菌の感染を防ぐための「抗菌薬」と角膜の濁りを解消するための「ステロイド薬」の点眼が処方されます。
あとは「自然治癒」とのこと。
家族は感染予防を
うつらないように特別な徹底管理などしてないのですが、他の家族にうつることはありませんでした。
でも、これがうつったら悲惨です。
下記3点は特に気を付けましょう。
- 同じタオルを使わない。
- 寝具を清潔にする。
- 手洗いの徹底
2週間後の病院
発症から2週間が経過しましたら、陰性の確認に眼科へ行きましょう。
保育園に登園するために、医師が記入する「登園許可証」などが必要な地域もあると思います。
その場合は記入してもらう紙を持参して病院へ行きましょう。
紙は保育園でもらえると思います。
または眼科に置いてあることもあります。
確認してみてください。
(練馬区は「登園許可証」が必要になります。練馬区HPからダウンロードできますので、印刷して病院に持参すると良いです。)
何度も感染する
長男は4歳くらいまでに3回感染しています。
なぜ何度も感染するのかというと、この「アデノウイルス」は何種類もタイプがあるそうです。
そのため、一度かかっても「別のアデノウイルスに感染」ということが起こるんですね。
現在長男は6歳ですが、最近は「流行性角結膜炎」にはなっていません。
やはり免疫力が強くなってくると感染しにくくなるのかなと思います。
保育園はかかりやすい
長男は何度も感染しましたが、下の子は「流行性角結膜炎」になったこと無いんですね。
目を触るくせや免疫力などが関係しているようです。
子供の頃はどうしても免疫力をつけていく段階で、子供によって差もありますから仕方ないですね。
特に保育園ではたくさんの子供達と接しますし、集団生活をしている以上感染を防ぐのは容易ではありません。
仕事をしていて子供が「流行性角結膜炎」になると本当に困ってしまいますが、感染してしまったら仕方ないですね。
2週間程度ですので乗り切りましょう。
眼科に行き目薬で保護しながらしっかり治してあげましょう。