あなたは、エホバの証人の訪問を受けておられるママでしょうか?
玄関先ですか?自宅に入ってもらっていますか?
自宅に入っているということは、あなたは研究生でしょう。
そんなあなたに伝えたいことがあります。
Contents
伝えたい事
私はエホバの証人二世で、今は信仰しておらず活動はしていません。
そんな二世の立場から伝えたい事があります。
子どもを巻き込まないでほしい
ママは色んな経験をしてきたでしょう。
学校でお友達とたくさん遊び、時にはケンカもしたでしょう。
思春期になると部活をしたり、真剣に勉強をし、恋愛もしたでしょう。
大人になると就職や結婚、周りとの付き合いなどありましたね。
その経験の中で辛いこともたくさんあり、行き着いたところがエホバの証人だったかもしれません。
このブログでエホバの証人が正しいのかなど、教理について語ることはしません。
ママがエホバの証人の教理を学びこれが真理であると確信し学んでいるのなら、私はそれを否定することはしません。
ただ、子どもだけは巻き込まないでください。
子どもが自由に選択できる環境を作ってあげてほしいのです。

子どもを巻き込まないことが難しい理由
子どもを巻き込まないでほしいと言ったのですが、それはとても難しいことなのです。
なぜかと言うと、そこは教理に関係してくるのですが、一番重要な「永遠の命」という教えがあるからです。
「永遠の命」という希望を信じ、それを真理だと思っていますから、「子どもの命も守りたい」という思いにつながるのは必然と言えるでしょう。

自分だけ永遠に生きてもしょうがないですからね。
そのため、エホバの証人は子どもも一緒に集会に連れて行き、一緒に研究し奉仕するようになるのです。
子どもにも教えるのが当たり前のスタイルになっているため、エホバの証人二世であるという子どもがどの地域にもいると思います。
それでも巻き込まないでと言いたい
「子どもを巻き込まない」のは難しいです。
それでも子どもにはいろんな経験をして、子ども時代を普通に楽しく生きる権利があります。
私は母親に「この世でつらいことを経験せずに大人になれて羨ましい」とよく言われていました。
経験したことのない子どもからすると贅沢な話です。

好きなだけ自由に大人になるまで生きてきて、全てを終えてから自分で真理と確信し信仰しているのですから。
二世としての生き方
この記事では詳しく書きませんが、二世でつらかったことはたくさんあります。
運動会で国旗掲揚、国歌斉唱、校歌斉唱、騎馬戦など出来ないことがあり、運動会が毎年嫌でした。
友達と自由に遊ぶことはできず、ほとんど宗教内の友達としか遊べませんでした。
誕生日は一度も祝ってもらったは無く、お祝いをしてはいけませんでした。

他にもたくさんありますが、二世としての生き方は制限が多く自由がありません。
二世は常に親の顔を伺います。
「親に喜んでもらいたい」という思いが強く親のために信仰する場合も多いです。
親のためにやっているのは明らかなのですが、本人達はそれに気付いていません。
親のために信仰しても何の意味もないと思います。
ママが辛くならないためにも
私は排斥された二世です。
まだ排斥制度について詳しく知らないかもしれませんが、エホバの証人には排斥という制度があり、教理に背いたことをすると排斥されてしまいます。
私はエホバの証人ではない人とお付き合いをして婚前交渉という理由で排斥されました。
排斥されてしまうと同じ家に住んでいる場合を除いて親子は絶縁状態となります。

子どもの頃一緒に遊んだ友達や仲間からは完全無視されるようになります。
私もつらいですが、母親も相当つらかったようです。
排斥された直後は体重が36kgにまで落ちてしまったとのこと。
食事も喉を通らないという状態です。
私も当時は毎日泣いていました。
子どもが別の道を選択したとき、親もつらい結果となります。
私は2人の息子がいますが、気軽におばあちゃんと会うことができません。
子どもが生まれてから「おばあちゃんはいないと思って」と言われました。
親子で幸せになるはずの宗教で不幸な結果になるのは皮肉な話ですね。
ママがつらい将来を迎えないためにも、子どもは巻き込まないことだけはお願いしたいです。
愛がある?
エホバは愛の神だと教えられていますね。
愛の神が「子どものうちに信仰していないから滅ぼす」なんてこと、想像できますか?
大人になり「エホバの証人が本当の宗教だ」と思ってくれるまで待ちましょう。
本当に正しい宗教で、ママがそれで本当に幸せに生きている姿を見れば子どももきっと理解するはずです。
ママがエホバの証人を信仰するかどうか、それは自由です。
それと同じで子どもにも同じ自由を与えてあげてください。
そう強く願います。